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25年前、私たちはこの場所で起きた歓喜の瞬間を忘れない。
日本スピードスケート界はこの地で初めての金メダルを獲得した。
その男子500mの記録は25年の歳月を経て、約1秒短縮された。
25年。秒換算で7億8千8百90万秒の歳月を経て、我々は1秒も早くフィニッシュラインに到達することに成功したのだ。
いつの時代も変わらず、ただひたすらフィニッシュラインを目指して前進し続けた結果である。
30回目を迎える今大会開催に向けて製氷技師は今日も氷を作っている。
長野の大地で磨かれた水と繊細な職人技術によって、最速の銀盤が生まれようとしている。
刹那の時間に繰り広げられる最高の瞬間の為に。